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ファイナルオッズ 集英社文庫
2021年12月17日 島田明宏＝著
本体640円＋税
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競馬ミステリーシリーズ第5弾。文庫書き下ろし。
食品会社「さわやかフーズ」に勤める松原太一は、30代の競馬ファン。
太一はある日、中山競馬場で、キレ者で知られる上役の立花を見かける。
立花は数百万円の払戻しを手にしていた。
その後、立花に見込まれた太一は、さわやかフーズがハゲタカファンドによる買収の危機にあることを知らされる。
立花は社を守るべく奔走したが、買収を阻止するにはもう十億円必要だという。
しかし、立花が用意できたのは五千万円。
限られた時間で、いかにしてそれ十億円に増やすか。
立花が選んだ手段は皐月賞の単勝一点勝負！
太一はその馬券の購入役を任された。
狙うは、逸走癖のあるフリーランド。獣医師の免許を持つ立花は、フリーランドが絶対に勝つと自信を見せる。
その根拠は何か？
高額をつぎ込んでもオッズを保つ作戦とは？
フリーランドの逸走を防ぐために立花が打った手とは？
勝ち馬探しのヒントも満載。
まったく新しい馬券ミステリー。
解説と帯の推薦文は純烈リーダー・酒井一圭氏。
A6判・320ページ
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